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【介護福祉科 正月行事体験プログラム実施】
日本の伝統文化を通じた介護実践力の醸成
実施概要
実施日時: 令和7年12月23日(年末授業最終日)
対象学生: 介護福祉科
実施背景: 帰国を控える留学生への配慮により、年内に正月行事を実施
本校は留学生を積極的に受け入れる介護福祉士養成施設として、日本の伝統文化体験を通じた実践的学びの機会を提供しています。
プログラム内容と教育的効果
◇餅つき体験 —「協働性とタイミングの重要性」
二人一組による餅つきを通じて、呼吸を合わせることの重要性を体得しました。
学生の気づき(Tさん):
「車椅子への移乗介助においても、利用者のタイミングを的確に把握することが不可欠であると認識しました」
相手の動きを観察し、適切なタイミングで動作を行う。この体験は、介護における「利用者本位」の姿勢を体現するものです。

🪁 凧揚げ体験 —「適切な距離感の習得」
凧と糸の張り具合の調整を通じて、見守りにおける距離感を学びました。
学生の気づき(Rさん):
「糸を引きすぎても緩めすぎても凧は落下する。適度な加減の難しさを実感しました」
過度な介入は利用者の自立を阻害し、過少な関与は安全性を損なう。介護における「適切な支援」の本質を、体験を通じて理解する機会となりました。

🎴 かるた —「傾聴力の向上」
読み手の声に集中し、札を取る体験を通じて、聴覚情報への注意力を養いました。
学生の気づき(Nさん):
「聞き取れない際の困難さを体験したことで、利用者の小さな声や訴えを聞き逃さない姿勢の重要性を認識しました」
🖌️ 書き初め —「丁寧さと個別性の尊重」
各学生が選んだ漢字:
- Aさん「愛」
- Kさん「未来」
- Tさん「母」
慣れない筆を用いて一字一字丁寧に書く姿勢は、利用者一人ひとりに真摯に向き合う介護の基本態度に通じるものです。

他にも羽子板や折り紙で飾りを制作するなど、楽しく学びました。



総括
文化的背景や言語が異なる環境においても、相手を思いやる心、適切なタイミングを見極める判断力、微細な変化を捉える観察力は、ケアの普遍的本質として共通しています。
本プログラムを通じて得られた気づきと学びが、将来の介護実践において、質の高いケアの提供へと結実することを期待します。
本校は今後も、多様な文化的背景を持つ学生への実践的教育を推進してまいります。