IPE

チーム医療

チーム医療
What is a IPE

本校が大切にする「チーム医療」とは?

医療機器を操作、管理し、命を支える臨床工学技士

チーム医療IPWの重要性と教育機関でIPEを行う理由

日本の高齢化は急速に進行しており、2025年以降、団塊の世代が75歳以の後期高齢者となるため、医療・介護の需要がさらに増加する見込みです。 また、厚生労働省は2025年を目途に、高齢者が住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、地域包括ケアシステムの構築を促進しています。 このシステムは、地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じて作り上げることが必要であり、地域・医療・介護が連携し合うことが求められています。

この社会の変化に対応するため、医療教育も進化が求められています。
特に、 専門職同士の連携(Interprofessional Work: IPW)とその基盤となる 多職種連携教育(Interprofessional Education,:IPE)の重要性が高まっています。
これらを背景に、本校はIPE:多職種連携教育を行っています。
さくら医療福祉専門学校3学科(臨床工学科・救急救命科・介護福祉科)とさくら看護専門学校(看護学科)合わせて4学科構成からなるスケールメリットを有し、 各業界で経験を積んできた専門家たちが教職員としてIPEを推進していきます。

Term Work

学科を超えた交流で多職種を理解し、チーム医療へと進化する

自身の専門職を考え、多職種を理解し、連携することの重要性を学ぶ

  • 臨床工学科 × 救急救命科
    臨床工学科 × 救急救命科
    日時
    2024年11月
    場所
    体育館
    対象
    臨床工学科2年生
    目的
    チーム医療の一員として、お互いの職種理解、病院内外における患者の急変時初期対応の基礎を学ぶこと。
    内容
    一次救命処置シミュレーション(胸骨圧迫/AED取扱い)
    詳細
    授業の趣旨、目的を説明後、3グループに分かれ、救急救命科の学生が臨床工学科の学生に実技を指導します。 各グループ受講者代表3名によるデモンストレーションを行い、受講側及び指導側の評価を行いました。
    コラボ授業を学ぶ意義
    急変時の初期対応における実践的なスキルを習得し、実際の医療現場での連携を強化するため、 この授業を通じて、学生たちはチーム医療の重要性を体感し、将来の医療現場での即戦力となるための基礎を築くことが期待されます。
  • 救急救命科 × 臨床工学科
    救急救命科 × 臨床工学科
    日時
    2024年11月
    場所
    臨床工学実習室
    対象
    救急救命科2年生
    目的
    心電図波形を読み取る力を、臨床工学技士の視点から説明を受ける事で、より理解を深めること。
    内容
    心電図波形の基礎知識と異常波形について体系的に学びました。
    コラボ授業を学ぶ意義
    「高度な救急医療行為」には迅速な対応を可能とする豊富な知識も必要であると考えます。 医療の水準が年々高くなっており、各医療資格所有者の専門性も高くなっている中で、 救急救命士以外の視点から教育が行われることにより、知識の幅が広がり、社会に出た時の活躍もより期待できるものになります。
  • 介護福祉科 × 看護学科
    介護福祉科 × 看護学科
    日時
    2024年11月
    場所
    さくら看護専門学校 看護実習室
    対象
    看護学科1年生、介護福祉科2年生
    目的
    コミュニケーションを通じて、自己理解や他者理解を深めること。
    内容
    交流会・座談会
    テーマ
    介護福祉科とのコミュニケーション導入部分では緊張をほぐす意味合いも含め、 アイスブレイクとして「同じ色に集まれ」ゲームを実施。 このゲームでは、一切言葉を発さずに同じシールの仲間を探し出すゲームです。 このゲームから5~6人ずつ9グループに分かれ、座談会を実施。 自己紹介、進学を志した理由、進学して大変だったこと、進学して良かったこと、今の授業内容など、 自己理解や他者理解を深めるコミュニケーションを取りました。 IPEの序章として、まずは多職種協働に最も必要な能力であるコミュニケーション能力を高めることに注力しました。 学年や国籍が異なる学生のコミュニケーション、文化の違い、多様性についても知る良い機会となりました。